愛媛県下の私立高校に
大量の退学者が出てい
るのではないか?

 1年間で10%以上、20%以上の生徒が消えている学年が激増しています。

 各校で一年生から二年生にあがる間に、また、二年生から三年生にあがる間にどれくらいの生徒が退学するかは今のところ公表されていません。そこで、在籍数を使って推計してみましょう。ここでは愛媛私教連の藤本文昭書記長の推計を利用させてもらいます。

県下の私立中高等学校は高校が11校、中学が5校、計16校ありますので、二年生・三年生の学年団は16校×2で32の学年団があることになります。この32の学年団のうち、前年度比10%以上の減員で出発した学年団は、

1996(平成8)年度…6学年団
1997(平成9)年度…7学年団
1998(平成10)年度…6学年団
1999(平成11)年度…11学年団
となっています。例年の数字も相当なものですが、昨年一年間の減員数は驚異的です。三分の一の学年団で10数%から20数%の生徒が姿を消しているのです。いったい何が起きているのか大いに勉強したいところです。詳しくは下の表を見てください。

 下の表は、本年(1999年)5月1日現在の状況を示しています。ちょっと分かりにくいかもしれませんので少し説明しておきます。
 まず、各学年の数字は、今年度の5月1日現在の在籍数を示します。例えば、最初の今治精華の一年生を例に取ると、この学年は、本年5月1日に145人在籍していたということになります。
 「前年度在籍数よりの減員率」というのは、前学年の5月1日現在での在籍数に比べて何パーセント減員しているかを示します。この数字は、「退学者の数と他の学校への転出者の数との和」から、「他校からの転入者の数」を差し引いた数字ですが、実際は、退学生の数にかなり近いものです。
 二番目の今治明徳(本校・分校)を例にとると、二年生の14%という数字は、この学年が一年生の時の5月1日には235人在籍していた(この数字はこの表には記載されていません)ので、本年5月1日の202人は昨年より14%少ない、つまりこの学年は1年間に在籍者数が14%減った、ということになります。

1年生 2年生 3年生 合計
今治精華 在籍数 145 101 91 337
前年度在籍数
よりの減員率
22% 15%
明徳(本校・分校) 在籍数 154 202 133 489
前年度在籍数
よりの減員率
14% 7%
明徳(中学) 在籍数 11 22 22 55
前年度在籍数
よりの減員率
4% 12%
城南 在籍数 365 332 298 1061
前年度在籍数
よりの減員率
22% 11%
愛光(高校) 在籍数 256 241 237 734
前年度在籍数
よりの減員率
4% 2%
愛光(中学) 在籍数 207 198 206 612
前年度在籍数
よりの減員率
0% 0.4%
聖陵 在籍数 425 350 382 1157
前年度在籍数
よりの減員率
16% 11%
東雲(高校) 在籍数 142 103 171 416
前年度在籍数
よりの減員率
23% 4%
東雲(中学) 在籍数 24 31 23 78
前年度在籍数
よりの減員率
0% +10%
済美 在籍数 645 640 609 1894
前年度在籍数
よりの減員率
9% 6%
済美平成中学 在籍数 83 84 63 230
前年度在籍数
よりの減員率
+4% 0%
聖カタリナ 在籍数 576 561 607 1744
前年度在籍数
よりの減員率
11% 1%
帝京第5 在籍数 182 174 192 548
前年度在籍数
よりの減員率
18% 9%
冨士(高校) 在籍数 22 27 14 63
前年度在籍数
よりの減員率
0% 0%
冨士(中学) 在籍数 15 16 19 50
前年度在籍数
よりの減員率
0% +6%
新田 在籍数 863 760 672 2295
前年度在籍数
よりの減員率
6% 5%
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