海南新聞
1894(明治27)年
10月11日
老馬新聞

1895(明治27)年10月11日

●東学党

 現今 尚 韓国の累を為すものは東学党の潜伏なり 、彼等の乱民 決して大事を企て得るものにあらずと雖も、彼等若し燼滅せずして暴動せば、自国の独立を危くするものなり、自国の改革を遅緩ならしむるものなり。加之(しかのみならず)若し彼れ東学党の挙動をして、単独の挙動即ち乱民の自動に出でしめば、猶ほ可なりと雖も、近時或は傀儡師あるが如く伝ふるに至りては、豈に些々たる小事として雲煙過眼視すべけんや、人装する傀儡の能く肘を張り足を動かすは、之れを使ふの傀儡師なればなり、東学党が今尚ほ各所に潜伏して較(やや)もすれば我義侠を妨げんとするもの、黒頭巾を被りし事大主義の傀儡師あるにはあらざるか。
局に事に当るものは、須らく実相を洞観して其宜しきに処すべし、是れ韓国を幇助する上に於て甚だ緊要なる事柄なりとす。