18951224 明治28 年
12月24日
 
 ●森戸中佐の昇位

后備歩兵独立第十九大隊長従六位歩兵少佐森戸武矩氏は去る二十日正六位に叙せられし旨昨日歩兵第九旅団司令部より第十旅団司令部へ通知ありたり
 19851226  明治28年
12月26日
●夏目文学士の帰省

本県尋常中学校嘱託教師文学士夏目金之助氏は冬季休業中東京に帰省の為め昨日松山を出発せり

●宇和島の後備兵

南北宇和郡の後備兵にして曩に朝鮮守備隊に属従して彼の国に駐屯せし人 或いは台湾征討軍に従ひつつありし士卒の内十七名は再昨廿三日午後を以て宇和島に向つて帰着しぬ 爰に於て 同地の有志者百余名は 或は腕車に 或いは徒歩して 各樺崎埠頭まで出迎へ  又た 凱旋兵の通路なる袋町筋には 戸毎に国旗 軒提灯などを出だし 辻々には諸種の装飾をもなしたる等 頗る盛況なりと云ふ

●石根村の軍人歓迎

朝鮮守備隊たりし後備第十九大隊は今回帰営したるに付き 周布郡石根村の有志等は同村大字妙口出身同隊に従ひし玉置太市氏を歓迎として一昨々日松山に来たり相伴ふて帰村し一昨日は同村大儀寺に於て慰労会を催せり 玉置氏は慰労会席上にて 朝鮮の風俗人情等を談話せしと
 19851227 明治28年
12月27日 
 ●砥部村凱旋軍人祝賀会

下浮穴郡砥部村にては去二十四日 同村出身 予備 後備 現役兵 凡そ三十人ばかりのために凱旋式を挙げたり 同日午前△時より式を始め午后二時より祝賀宴会を開きたるが 当日は数名の将校も臨場あり 又た烟火の打揚、仮装軍楽隊、角力、諸賑ひ造物其他見物人に随意さけを呑ましむる等の催しありて 同地に稀なる盛況なりしと
 19851228 明治28年
12月28日 
●吉田町の解隊兵士慰労会

朝鮮守備隊たりし歩兵第十九大隊の解隊となりて 北宇和郡吉田町に帰郷したる兵士のために吉田全町有志者は去る二十四日同地魚棚公会堂に於て慰労の宴会を開けりと云ふ


08年07月22日 火曜日
海南新聞
1895(明治28)年
12月24日
老馬新聞