2008年月日
海南新聞
1895(明治28)年
1月29日
老馬新聞

1895(明治28)年1月29日 


●東学党に三種あり


曰く 愛国的団体の東学党 曰く 王妃の陰謀より成れる東学党 曰く 大院君の操縦に依つて成れる東学党 此れなり 愛国的東学党はすなわち純然たる愛国思想を抱くものの団体にして 開国主義者の集合せしものなれば其の目的とする処 第一に閔族の跋扈を打破せんとするにありて 最初全羅道の各地より起こり 田中待郎氏等の在りしものにして 日進の開戦後解散し 今や全たく其の跡を見ず 其の後各地に蜂起して屡々我が軍に妨害を試み 或は 民家に乱入し暴行 良民を苦しめてその物品を掠奪するがごときもの 之れ即ち王妃、大院君等の麾下に属せる頑迷不霊の徒の集合せる偽東学党なり 彼等は眼中に国家なるものなく 又た一定の目的もなく 唯王妃大院君等の操縦に依つて国内を紊乱せしめ 機に乗じて進化を妨げんとするの運動を為すに過ぎず 其の名は同じ東学党たるも目的は前後全く合判せり

●家族の扶助と吊祭料の贈与
宇和島在住の士族にして 其身 予備後備の軍籍に列し目下従軍中の軍人諸氏のうち 其の一家の極めて赤貧にして 自活し能はざる人々に対し 士族総代人会の決議に依り士族共有金の利子金のうちより補助を与へしもの即ち左の如し
(以下、十三名の氏名と家族数補助金額略す)

明治28年1月30日
●広島特報