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1999年12月17日(金曜日)
この人もひっそりと

 最近ご主人がなくなられた同僚の女性教員を囲んで一杯やりました。

 「夫に先立たれた人の気持ちって想像もつかんのやけど、どんなの…?」
忘暮楼のぶしつけな質問は例の如し、です。一夜、人生や死や献身や子育てなど、おおいに語り合いました。

 この先生がスーパーに一寸買い物に行って、帰ってみたらご主人は亡くなっておられたそうです。
 三十何年の結婚生活があって、四、五年間の脳疾患の後遺症による、筆舌に尽くしがたい闘病/介護生活があったのに、「女房に一言の挨拶もないまま」死んでいったっことが無念でならなかったようです。

12月14日の日記「義父三回忌」の続きのようになってしまいますが、この人もまたひっそりと、人に知られないような時を選んで旅立たれたようです。

 今家にいるのは忘暮楼一人。私も今死ねば、家族の誰にも挨拶せずにオサラバすることになる。他人事と思わないようにしよう。


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