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  1999年11月14日(日曜日) 今日も雲一つない青空
朝鮮学校の公開授業 その2 

 四国朝鮮初中級学校授業参観の続きである。

 意見交換会でいろいろ学校の実情を教えてもらった。

 授業料は初級が月額九千円、中級が一万二千五百円だそうだ。そう高くない感じだが、校長先生は「しかし、寄付金は相当の額になります」と正直だ。

 それもそのはず、県や市の補助金がほとんどない。忘暮楼の私立高校でも授業料収入では人件費の半分くらいしかまかなえない。県の補助金がなくてはやっていけない。

 私立中学なら生徒一人あたり年額26万円くらいの補助があるのに、この学校の場合、県・市合わせて一人年額4万円にしかならない。これでは普通の経営は不可能だ。寄付金が多くなるのは当然である。

 松山・日本コリア協会の会員が「聞きにくいのですが」と教師の給料の現状を聞いてみた。若い校長先生のご説明によると、

 教員の給料については、初級学校、中級学校といった各級ごとに給料規定があります。しかし、実際は支払われていません。規定通り支払われているのは全国100校の朝鮮学校のうち10校くらいじゃないでしょうか。
ということであった。先生のボランティア活動で支えられていることになるのだろうか。

 実際この資金状況ではこうなる他はないと思った。

 最後に、日本人に今望むことはなんでしょうか?と聞いてみた。
 校長の答えは「この学校に関心を持ってもらいたい、ということです」というものであった。

 その通り、すべての問題は、この学校への無関心から生まれているのであった。来年からは、国連子どもの権利委員会(CRC)の勧告を力に、朝鮮学校への私立学校なみの補助実現をめざす大運動が展開される見通しとのこと。日本人としても一肌ニ肌脱がねばならないときである。


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