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1999年11月13日(土曜日) 雲一つない青空
朝鮮学校の公開授業 その1

 松山・日本コリア協会の仲間達と7人連れで四国朝鮮初中級学校の公開授業を見に行った。

 初級第1学年はふたりの女の子だけ。きびしそうな若い女先生が朝鮮語を教えている。朝鮮語だけの授業である。この学校では1年生の一学期が終るころには、日常会話の朝鮮語はほとんど理解できるようになるそうだ。

 二人だけなので子どもも1時間中あてられっぱなしの出ずっぱりだ。黒板に答えを書いた女の子は座席にいるもう一方の女の子に「オットッスンミッカ?(どうですか?)」と尋ねると、座席の方の子が。両手で大きな輪を作って「マジャッスンミダ(合ってまーす)」と答える。かわいい。

 隣の第2学年は3人、アイドル系の女先生が九九を教えている。「ゴニー・ジュウ。ゴサン・ジュウゴ」が「オーイー・しp、オーサm・シボ」となる。朝鮮語の九九はリズムに乗りやすいようで、放課後の「芸術小公演」では九九を使った替え歌がたくさん披露された。

 全校生徒は、初1(2名)、初2(3名)、初3(4名)、初4(3名)、初5(4名)、初6(2名)、中1(3名)、中2(4名)、中3(4名)、総勢29名だそうだ。このなかで寮にいるのは3名だけ、あとは松山市内からの通学生だ。

 瀬戸大橋ができて、香川朝鮮学校進学希望者が岡山へ通うようになったことが、四国朝鮮初中級学校の生徒数減少に拍車をかけてしまったらしい。これも例のストロー現象というヤツであろう。

 一番印象的だったのは、やはりわが子、わが孫のたくましい成長振りに相好を崩す親や家族のうれしそうな様子でであった。初等中等教育の根本問題は親の教育権である。自らの教育権を行使するために苦労して作り維持してきた学校。そこで子どもや孫達たちがすくすく育ってくれることくらいうれしいこともないであろう。

 


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