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  1999年7月29日(金曜日) 曇り
橋はつながったが…

 道後のホテル宝荘に設置された全私研速報部室に愛機アプティバを搬入したために(忘暮楼はモバイル関係が至って貧弱です)公開日記の執筆を3日間休んでしまいました。訪問してもらった皆さんには無駄足を踏ませてしまって申し訳ありません。

 台風6号の影響を受けて、全私研が開かれた7月27日から7月29日の三日間は、三日間連続大雨洪水警報発令という異例事態とぴったり重なっしまった。ホテルの中の研究会であるから雨が降っても関係がないともいえるが、分科会参加や速報配達などのホテル間移動には不便が多かった。

 まして、この際ついでに四国の観光を、と予定していた人にとってはまことに災難であった。四国の道は、自動車道も一般道も全面交通止めが同時多発して身動きが取れなくなったからだ。観光地はキャンセル続出だそうだ。

 観光客にドンドン四国へ来てもらおうと世界有数の橋を三本もかけた。たくさんの人材を全国に派遣し、チラシやポスターを送り、観光客獲得のために奔走した。そのおかげでぼつぼつお客さんがきてくれることになったが、来て見たらなんとあそこもここも交通止めで観光バスは走れない。たくさんの人々の楽しみが卒然失望に変わる。

 さて、学校には、教員スタッフの学習指導力の向上のためのお金も時間もかけた不断の努力、1人1人生徒の心の理解を深めるための機会の確保、荒れた授業・荒れたクラスの克服のための特別な取り組み、学習環境の整備、父母負担の軽減のための行政の協力獲得、・・・日々やらなければならないことが一杯ある。

 学校は入学生の確保のために中学訪問に相当の力を注ぐ。中学訪問はもちろん大切である。これも学校と中卒者をつなぐ橋の一つであるには違いないからだ。

 しかし、一番大きな橋は世間の「口コミ」だろう。入学してきた生徒たちや親たちが近所の人や友人や知人に、今いる、あるいは卒業した学校の「居心地」をどう語っているか、これが一番大事なところだろう。

 今回台風6号で全国的に知られてしまった四国の「居心地」の一端が、ここしばらくは四国の観光事業に悪影響を及ぼすのではないかと心配すると共に、いくつかの私立学校がこれと似たようなことやっているんじゃないかと危惧したりもするのである。

 生徒や親の立場で考えると、高校入学も大学入学も、本来「入学後」がすべてなのである。

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