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  1999年7月24日(土曜日) 曇り
ソマン松原さんからいただいた感想

 ソマン松原さんから昨日の「江藤淳氏の遺書」への感想をいただきました。私信としてしまい込むのがもったいなくて、転載の了承をいただきました。ソマン松原氏は、ろう学校日本語教師、読書家です。


ソマン松原です。江藤さんの遺書についての意見、同感です。

奥さんがなくなり、自分も脳梗塞で一種の鬱状態だったのでしょうから同情はしますが、病気に苦しむ人や障害を抱えて生きる人達のことを考えると、脳梗塞を抱えて生きて欲しかったですね。

話は変わりますが、堀田善衛さんが亡くなった時、新聞も文学雑誌もマスメディアはほとんど無視しました。私は堀田善衛さんこそ、日本を代表する知性であり、文学者であったと思います。

石原慎太郎氏が江藤氏は日本の知性である云々と言っていましたし、マスメディアは大きく扱っていました。それは自殺したからということと同時に日本のマスメディアやいわゆる文化人達がなにに価値をおいているかを示していると思います。

今、もてはやされている司馬遼太郎も江藤淳もかつて大岡昇平さんに厳しく批評、論破された人物です。二人とも、文学や知性の質でなく、単に反動的な時流に役立つことで、もてはやされているのではないでしょうか。


  この公開日記、ソマン松原さんのような人にじっくり読んで頂いていますので、励みにもなりますし、緊張もします。


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