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  1999年7月15日(木曜日) 晴れ
「最後は精神病院」

  警察の話をもう一題。

 昨日「薬物乱用防止」のための講話があった。最近、暴力団の資金作りにからんで高校生の薬物使用がふえているらしい。期末試験のあとの時間を使って一年生を対象に、薬物使用の恐ろしさを教えるのである。

 講師は警察の若い女性。講堂一杯の生徒たちを相手に堂々たる講話が続く。タバコの話から始まって、覚せい剤、大麻、コカイン、ヘロイン、LSDと話は続いていく。

 講師は50分間の講話の最後に強調する。

薬物を進められたら、とにかく「NO」ということです。もし覚せい剤をやしはじめたら最後にたどり着く場所は3ヶ所しかありません。 それは、
刑務所
精神病院
死体置き場
の三つです。

 講師は、この3ヶ所の絵をプロジェクターで大写しにしてこう強調します。だから、薬物には手を出さないようにしましょう…。

 そうかも知れません。そうかもしれませんが、忘暮楼は急に居たたまれない気分になってしまいました。

 生徒の中には、親や兄弟が今このとき、精神病院に入院している子がいるんじゃない、と。
 精神病を病む人が精神病院にはいることは悪いことなんだろうか、と。
 刑務所へ行くことは人生の終わりだと教えていいのだろうか、と。

 偏見をことさらに助長するこういう無神経は絶対に避けたいと思うのです。


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