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  1999年7月6日(火曜日) 晴れ
言い逃れ

 駐車禁止の常習者が遂に逮捕された、とテレビが報道していた。警察に呼び出されても無視しつづけて、遂に逮捕というのが昔あったが、今度のケースは文化論的にちょっと考えさせられるところがあった。

 車は確かに違反駐車している。持ち主が現れる。違反を通告する。
ところが、彼は、「私が駐車したのではない。誰かが自分の車を動かしたのだ。」と言い張るのである。

 驚いた警官が「そんな馬鹿な。あんたの車だからあんたが駐車したに決まってる。」と決め付けると、「えっ、そんな証拠があるんですかい?」と言逃れをする。

   これを何度も繰り返したのであるが、警官も頭にきて、大人げもなく駐車違反容疑ぐらいで本格的な尾行を決行し、見事に彼氏を逮捕した、というのである。

 この数年生徒が変わってきたとよくいわれるが、実は「言い逃れで自分をまもろうとする」、というのもかれらの特徴の一つなのである。
 下校中の生徒がタバコを吸っている。私と目が合ってタバコをぱっと捨てる。タバコは生徒の足元で煙っている。それでも言逃れようとする。
 「えっ、何の事ですか。たばこ?知りませんよ。証拠がなかろう?」
 足もとのタバコなど証拠の足しにもならないようなのである。

 こんな事例を何人もの同僚から聞く。
 何かが変わりつつあるようだ。気持ちが悪い。


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