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  1999年6月21日(月) 晴れ
授業破壊の震源

 3年生のあるクラス。今日から漢文「雑説」にはいる。週に2時間しかないクラスなので、期末試験までの3回の授業で仕上げなければならない。常時ホンマニうるさいクラスですので、さてどうなるやら。

 「伯楽」の話だから、日頃自分にできることを探している生徒や、自分を信じたがっている生徒にはぴったりだ。「このクラスの中に国際的なギター弾きになる子が3人いる。でも、センセは伯楽じゃないからそれが誰かわからないんよねえ……」などと言いながら授業を進める。かなり乗ってくれる。

 おっ、OとFがやっぱりしゃべり出したぞ。試みにOを教室から出してみることにした。
 「お前が震源やないのー?ちょっと廊下へ出て参観者みたいな顔して授業見てて……」
 Oは「出てみようわい」言いながらと素直に廊下にでる。この辺が変といえば変なのだけど……。しばらく静かになる。

 そのうちFがしゃべり始める。「はああ、お前が原因やったか。今度はお前が出てみ……。Fが出たら静かになるんやないの……」

 参観者、Fに交代。しばらく静かになるがまたざわめいてくる。Oだ。
 「Oやな、震源わあ…」
 「そうなんよ、僕が震源なんよ。あいつらやないんやがなあ……」
 「ほんなら、おまえ、授業参観してみ…」

 なるほど、本当に静かになった。本人がちゃんと自覚しているんやナア。と言うことは、忘暮楼の駐車とおなじで「確信犯」ってことか。

 最後の余った時間でIに返り点を教える。全く分かっていないらしい。いつもはよく寝てくれるIだが、今日はうなづきながら聞いてくれる。分かるのは嬉しいもんね。もう一回教えたらきっとばっちりだろう。

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