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  1999年6月9日(水) 晴れ
駐車場

 私の職場には教職員用の広大な駐車場があります。以前はそれぞれの職員室(七つか知らんある)に近いところへ置いていたのですが、ある年、駐車場を作ったのを機会に、確か消防車が入りにくいという理由で、全車駐車場に置くようにいう指示が出ました。

 この駐車場に対する教職員の反応にはいろいろあって興味深い。

 まず、少々雨がふっても決められた駐車場にちゃんと入れる人。これが大半を占める。

 臨機応変派。雨が降ったり、荷物があったり、勤務時間中に使用する必要があったりすると、校内まで乗り入れる人。これも結構多い。忘暮楼もかつてそうだった。

 日和見派。係から、校内駐車をしないよう放送があったりすると、さっと駐車場へ入るけどこれはあくまでも仮の姿。周りの様子をうかがいながら適宜校内駐車にもどってくる。

 さて、忘暮楼はこの数年、校内駐車のほうを続けている。まあ確信犯といわれても仕方がない口である。

 数年前、係が「車は駐車場へ置いてください。」のあとに「校内に駐車している教員の名前はみんなわかっています。」と付け加えた。忘暮楼はこれに腹を立てて、その日のうちに駐車場から校内へ車を移した。

 最近、係が「車は駐車場へおいてください」と放送した。その係は忘暮楼の古くからの友人で本当は十分に顔を立ててあげなきゃいけないのだけど、ちょっと「ヌケヌケと」かまし過ぎだった。実はかれも結構校内駐車をしていた口だ。係になったというのでこういう放送をするわけだが、こういう場合は「私もちょくちょく置いていたのですが・・・」と少しは恥ずかしそうな顔をして放送すべきである。そう言うそぶりもなく、どことなく平然とした放送を聞いて忘暮楼はまた腹を立て、次の朝も、校内へ車を乗り入れた。校内はいつもの車たちが姿を消し、ガランとしていた。

 へそ曲がりもなかなかしんどいですよ。


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