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  1999年5月26日(水) くもり
どっちもどっち

 米国下院特別委員会が中国のスパイ活動に関する報告書を発表しました。「中国は1970年代以来今日まで、米国の核弾頭や中性子爆弾、大陸間弾道弾に関する先端軍事技術を盗み出し続けてきた。そしてそれらの技術を使って開発した中国初の移動式大陸間弾道弾『東風31』はアジア太平洋地域への大きな脅威となる」という内容らしい。

 この手の話だからまずはどこまでが真実やら我々には分かりません。はっきりしていることは、米国が核弾頭や中性子爆弾や核弾頭を敵国に撃ち込むICBMを開発していること自体がまずもって人類に対する大犯罪だ、ということ。

 軍事技術には特許権もなければ、財産権もないと思います。決闘の相手が二刀流で立ち現れても宮本武蔵は抗議できません。

 他国の軍事技術を盗みだしてほくそえむほうもあさましい限りですが、盗まれて憤るほうも愚かしい限りです。しかし、人類を何度でも殺せるほどの軍事力を誇って、世界中に脅威を与えつつ君臨しようとすることこそが最大の悪行であり愚行でしょう。

 核兵器は廃絶すべきである。米国下院特別報告を考える要点はここにあるのではないでしょうか。


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