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  1999年5月22日(土) くもり
整理解雇

 この3月、神奈川県にある私立平和学園という高校で3人の組合員に対して生徒減を理由とする解雇通知が出されたそうです。

 この解雇は、実は、昨年4月から始まった学園の大リストラ戦略の仕上げだったようです。
 というのは、学園は昨年4月に、「希望退職」を募り始め、希望退職に応じない教師たちには「退職勧奨」の追い討ちをかけ、既に10名を越える退職者をだしていたのです。
 そして、どうしても退職をしようとしない3人に「人員整理解雇」と称して解雇通知をしてきたわけです。

 学園が一年間にわたって強行してきた一連の首きりによって教員数が不足してきたと見えて、

  • 時間講師だけで運営する教科が生まれた
  • 人員整理解雇された教師が常勤講師として再雇用された

    などケッタイな事態が生じたといいいます。

     時間講師という身分は1年契約なので、主体的に2年間にわたる計画を持つことはできません。だから、時間講師だけの教科を持っていると言うことは(じつは、私の勤務する学校にもそんな教科があるのですが)「百年の計」とさえ言われることのある教育の営みにはないことですね。

     岡山の三田尻女子高校はもっとすごい。ここでは2年間の首きり攻撃で全教員の44%、34名を解雇したというのです。

     ここでも

  • 学園経営は現在黒字である。それなのに、シミュレーション予測をしたら将来赤字になる、と出たので辞めてもらう、と言い張る。
  • 大量解雇のあと8名の非常勤講師を新規採用した。
  • 教員数不足で、体育は2クラス合併授業にしてしまった。
  • 「解雇した教員にはなにも落ち度はない」と理事会が公言している。

     などと、経営者のやりたい放題です。

     さらに、福岡県の私立柳川高校で15名の大量解雇がでています。

     このような大量解雇が、組合があっても団交はしたことがないとかいった、「労使関係が良好」(?)な職場で強行されている点は注目すべきでしょう。愛媛の私学においても他人事ではないですよね。

     「職場の和」を力説する経営者も、いざとなると、労働者の「良識」や「善意」などは歯牙にもかけないもののようです。

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