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  1999年5月18日(火)
「君が代」「日の丸」の国歌・国旗化に反対します

 自民党、自由党、公明党が「君が代」「日の丸」を国歌、国旗とする法律を今国会で通すそうです。

 ほんの五十数年前まで、韓国では、「日の丸」の旗は、圧制と屈従のシンボルでした。中国や東南アジア諸国で「日の丸」の旗が掲げられているということは、天皇の軍隊が絶対者として君臨していることの証明でした。

 日本国民は今、そんな「日の丸」を、日本の歴史上初めて、国旗として法的に認知しょうとしています。忘暮楼は日本国民の一人として、国民のこのような選択に不賛成であると表明しておきます。

日の丸の掲げられた皇軍「慰安」施設

 不賛成ではありますが、もし、こうした法律が成立した場合は、成立に阻止するために誠実に行動しなかったことによって、忘暮楼も、自民党、自由党、公明党の支持者と同罪だと考えます。日本国民の一人として、「日の丸」のひるがえる軍慰安所(注)で辱めを受けつづけた女性たちにあわす顔がないのです。そしてこの点では青年たちも含めて今日本に生きるすべての有権者が主権者としての責任を問われることでしょう。この件では、あのとき自分は生まれていなかったとは言えないのですから。

 「君が代」を、国民の長寿を寿ぐ歌だと解釈させようとしていますが、歴史を無視するこじつけです。この歌をそんな意味で歌った人はいまだかって一人もいません。「君が代」の国歌法制化は、全国民を痴呆症化させるもので、致命的な不誠実があり絶対に賛成できません。

(注)『上海より上海へ』−麻生徹男著 石風社−口絵写真 


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