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  1999年5月16日(日) 晴れ
桶屋が儲ける

 ラジオで巨人-横浜戦を聞きながら夜道をWalking。中日はデー・ゲームですでに負けています (▼▼)。

今夜は旧暦の4月2日ということで月はありません。しかし、国道筋にひしめくガソリンスタンドの照明が夜空を照らし、お蔭で田園地帯の夜道も結構明るいのです。夜食後のWalkingを日課にするものにとってはいつもながらありがたいことです。
 ことに今夜は、田植えに備えて水が引かれた田んぼが多く、田んぼの水面が夜空の明かりを反射して、場所によると天よりも地のほうが明るいくらいです。

 さて、こんな夜を作り出したのは、「石油の世紀」と呼ばれる20世紀の産業構造なのですが、新着の『世界の歴史 29 冷戦と経済繁栄』(中央公論社)をぱらぱらとめくっていたら『石油の世紀』(ダニエル・ヤーギン著)に盛り込まれたエピソードが紹介されていました。

@1905年に三重県鳥羽の御木本幸吉が真円真珠の養殖に成功した。
Aこの養殖真珠が、クウェートはじめペルシャ湾で採取され輸出されていた天然真珠を市場から完全に駆逐してしまった。
Bこれによって、1930年代にはクウェートの経済は荒廃してしまい、アマハド首長は新しい収入源を必要としていた。
Cこれを機に石油採鉱待望論が起き、これがクウェートの石油採鉱のきっかけになった。
というのです。
 御木本幸吉は幕末の黒船が鳥羽にやってきたときに、野菜を売って儲け、外国相手の商売のうまみを知ったそうですから、1860年代に鳥羽にやってきた黒船が、1930年代にいたってクウェートの経済を変えてしまったということになるのかもしれませんね。歴史の解釈はほんにムツカシイ。


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