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  1999年5月3日(月) くもり
ストロー現象

 5月1日に今治-尾道間の橋が開通した。開通日の愛媛新聞は、お正月の紙面のようにめでたい予定記事を満載していたが、5月2日、3日になると、一転して、交通渋滞、島民の迷惑、「2度と来ない」という観光客の声が大々的に報道されている。

 せめて開通日の新聞で、詳細な渋滞予想記事が出せなかったのか。提灯持ちの仰山なヨイショ記事で渋滞をあおっておいて、開通後は打って変わってキューダン(?)記事ではあまりにもアンバランス・・・新聞の大報道は信用できない。

 同僚の竹籠さんが昔から強調していた「ストロー現象」。地理学の専門用語で、産業の活発な人口稠密地域と産業の停滞した人口減地域を立派な橋や道路でつなぐと、その橋や道路がストローのような働きをして、過疎地域の人口をどんどん吸い出してしまう現象を指す言葉のようだ。 
 最近の新聞紙面(愛媛新聞だったか)で1度だけ見かけたことがあるが、その後は見かけない。

 人口の都市集中は今に始まったことではない。橋だけが過疎現象の原因ではもちろんない。しかし、三ルートの架橋となるとその影響は相当大きいだろう。
 マスコミにも、この現象のメカニズムや克服の条件など、しっかりした解明を望みたい。


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