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  1999年4月24日(土) くもり
こんな学校でいいのか(つづき)

 気候もよくなったし、運動もかねて、21日、22日と自転車で通勤(片道15キロ)した。準備運動もせずに走ったためか、さっそく膝を痛めてしまった。歩くぶんにはあまり支障はないが、座ろうとすると相当痛い。

ほとんど毎日、45分から50分walkingしているのだけど、やはり自転車とwalkingでは使う筋肉が違うものらしい。
膝が痛いだけで一日中気が滅入ってしまい、不健全な気分になる。
で、「健全なる精神は健全なる身体に宿る」ということばを思い出した。

ローマの詩人ユウェナリスDecimus Junius Juvenalis (60ころ―128ころ)が『風刺詩』第10歌のなかで、「健康な身体に健康な心を宿らせ給え」と願うことをローマ市民に勧めたと言う。
この成句が我々の耳に届いたころには、「健全なる精神は健全なる身体に宿る」と姿を変え、願望の表出であった言葉が、真理の宣言となった。

この成句は、 丈夫な体を持っている人々には「究極的な勝利」の確信を与えたし、体の弱い人や障害を持つ人たちには無慈悲な不幸の予言となった。

この成句は、学校の原理ともなり、「健全なる精神」を育てる学校は、まず、「健全なる身体」を持つこどものみに門を開いた。
今では、公立高校の場合、一人でも車椅子の入学生がいれば、それなりの施設改善をすることになっているそうだが、私の勤める私立高校の場合、今でも、車椅子の子供は最初から排除している。

健常者でなければ、生きているものでも排除されるとすれば、死んだ生徒が排除されるのはむべなるかな……

うーむ、今日のわが精神はどうやら健全を欠いているようだ。


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