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  1999年4月12日(月)
62歳の青春

今日はうれしい電話が四つもあった。その中の一つを紹介しよう。

 1本はソウルから。

 職場の先輩の岸宏先生が、今春から語学留学のため韓国へわたった。62歳である。待望のFAX兼用の電話がついて、今日はじめて日本へ電話するのだという。「青春してますよ」とのことであった。

 1993年、本校の修学旅行がきっかけになって、岸先生は韓国にハマッテしまった(この国は妙にハマリやすい国である)。それ以来、韓国語の勉強をするために学校へ来ているのではないか、と疑いたくなるほどイレコミで、昨年定年を迎え欣喜雀躍、1年準備をしたあとこの春単身海を渡られたのであった。

  定年まで5年を残して帰農した豆ちゃんにしても、定年後、学徒として憧れの韓国の大学に籍をおいた岸先生にしても、「変わった年寄り」(?失礼)がいるのではなく、年寄りが変わりつつあるのではないだろうかと思わすものがある。
 長寿に戸惑っていた年寄りたちが、ここへ来て「How to age」をつかみ始めているのだと言ってもよいかも知れない。

 老人ホームから、ビートルスが聞こえる時代が着々と近づいている。 


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