<


  1999年4月9日(金) 晴れ
チャイム

 職場の新人歓迎会。最後の酒をしっかり飲んだ。

 chime to chime が話題になった。
 校長が、年度の始めに「授業はチャイムからチャイムまで」という方針を打ち出した。生徒たちの学習態度改善のための取り組みの一環だという。教員は、チャイムが鳴ったとき既に教壇に立っていなければならない、というのだ。

 年度始めの職員会でこの方針が発表されたときは、反対意見は出なかった。忘暮楼は、それもよかろう、と特に意見は言わなかった。
 ところが、職員会のあとの教科会で、おそるおそる同僚諸氏に、あの方針はホントにできるんやろか、ときいてみたら、皆さん確信を持って「できない」という。

 校務運営委員会でも、校長のこの方針に異論はでなかったという。校務運営委員会というところは、無口な教員を集めているのだろうか。いやいや、そうではあるまい。日常は結構よくしゃべっている人が多い。ようはチェック機能を果たせていないのだ。 これじゃ、校長は『裸の王様』ですがな・・・。かわいそう。

 あさってから授業が始まる。みなさん、何かにつけて「最初が大事」と強調するが、校長の方針が初日から守れない、となるとその影響は相当大きい。
 それで、忘暮楼は酒席ではあったが、校長に「あの方針はみなさんできないと思っていますよ。なにか手を打たないと、いけないんじゃないですか」と進言した。

 そのあとたまたまH先生に一献差し上げて話を聞いたところ、かれは、「chime to chime は絶対不可能」と主張する。「そりゃあ校長に言わんと・・・」。
 と言うわけで校長を拉致してきて、H先生の話を聞いてもらった。
 二人の話はかなり長い間続いていたが、さて、校長の結論はどうなったかな。

 こんな楽しい酒席も今日からしばらくお別れだ。

もどる