1999年4月6日(火) くもり
 愛猫ナナは我が家のお姫様です。「愛玩動物が飼い主をしつける」というのは本当ですね。
 部屋の戸を開けろとか、イリコを出せとか、布団の中に入れろ(忘暮楼はナナと寝ているのです)とか、 「にゃ」とか「やーん」とか適当に鳴きながら指令します。

 部屋の戸が引き戸の場合は、自分でゴロロと開けて入ってきます。
 かみさんは、「自分で開けられるのだったチャンと閉めて欲しい」とナナに文句を言っています。
 そこで忘暮楼が知ったかぶりをして言います。

 「開けるのは単なる利己的行為なんだけど、閉めるってところに文化があるんやね」

 金徳景さんは、癌で死ぬ直前まで「パスポートの更新はできたかなあ」とまわりになんどもなんども確認していたそうです。
 まだまだ何度も何度も日本へ行って自分たちを皇軍「慰安婦」として食い散らし、いまだに謝罪も補償もしようとしない日本政府に、何が真実であるかを訴え続けるつもりだったのです。
 その金徳景さんが、病状悪化による激しい息遣いのなかでこう言っていました。

 「日本は、後のことを、考えずに、大変な、罪を、犯した。罪を、犯したものは、罰の受けなければ、いけない・・・」
 皇軍が考えたことは利己的な欲望を満たすことだけした。その行為によって、後々誰がどんな境遇になるか、などは全く配慮しません。

 こんなこというとナナには悪いかもしれない、皇軍と日本政府がやったことは、ネコ以下です。無文化です。
 使用済み燃料(核廃棄物)の処理法も考えないで、原発増設を続ける日本政府も全く同じ発想ですけどね。   

忘暮楼の写真別館ができました。 こちら です。