2004年3月30日 火曜日
 初めてのソロ・敬老ライブ

  今年からのテーマの一つが、老人ホームのデイサービスでの音楽ボランティア活動(以下「敬老ライブ」)である。沖縄では三線製作者にして唄シャーの照屋政雄さんはもう13年も週一回の敬老ライブを続けている。松山でも線友・宮崎良樹さんが昨年から同様の活動に取り組んでいる。わたしも先輩たちにあやかって、ややもすれば平板になりやすい年寄りたちの日常生活に一輪の花を咲かせようというわけだ。死んだ母への供養のようなものでもある。
  第1回の敬老ライブを4月1日愛媛生協病院のデイケアと定めて準備をしてきたが、さすがここへ来てやや不安になり、昨日デイケアでのレクレーション活動の見学を申し出た。すると主任のNさんが「(見学といわずに)やってもらえばいいのに」と鷹揚なお答え。わたしも、案ずるより産むが易しかも、と第1回敬老ライブを前倒しすることにした。
  大急ぎで歌詞カードを準備。曲目は春らしく「楽しいひな祭り」と「春高楼の花の宴」にした。小心者の私は例のごとくだんだん緊張してきた。指が動いてくれるだろうか。
  デイケアの会場に入って老人の皆さんの体操に混ぜてもらった。手の指の先から足の指の先まで20分かけてストレッチしていく。これを毎日していれば相当の運動量になりそうだ。デイケアーに出てこなかったらこんな体操は出来ないだろうから老人にとっては相当の値打ちがある。
  そうこうするうちに、私もすっかり落ち着いてきた。まずは三線を見るのは初めての人が多いので、三線をみんなにちょっとずつ爪弾いてもらった。チンとかペンとかジャンとかいろんな音が車座を回っていく。中には阿波踊りの伴奏の出来るおじいさんもいた!試し引きが一周して、さっそくライブ開始。沖縄の唄も一曲はと「十九の春」、この唄は「枯れ木に花が咲くならば…」のところがデイケア用としてはいかがなものか、と思われるが、おばあちゃんたちが持ってもらったカスタネットやスズを鳴らしてくれて結構盛り上がった。
  そのあとみんなで「楽しいひな祭り」と「荒城の月」を歌った。思いのほか大きい声で歌ってもらったので嬉しかった。で、あっと言う間に20分が経って今日は終わり。やああ、肩の荷を下ろしたなあ、これなら何とかやっていけそうだ。次は4月1日第2回!ということになる。