2004年3月10日 水曜日
 懐かしい歌の工工四

  老人ホームでのボランティア活動でお年よりたちに歌を楽しんでもらうことになったので準備を始めた。
84歳のお年よりだと1920年生まれ、21歳のとき太平洋戦争開戦か。25歳で終戦。30歳で朝鮮戦争。40歳で高度成長政策期。うーむ、大変動の時代を生き抜いた人たちだなあ。
  沖縄では老人の長命を祝うカジマヤーという儀式がある(上原直彦さんの解説)。数え年で97歳になったお年寄りを旧暦9月7日に部落総出でお祝いする。オープンカーでパレードをしたりもする。沖縄では年の取りがいがあるのである。ここに、沖縄県と他の都道府県との大きな違いがあるような気がする。私の母も数えで97歳になったが、なんにもいいことはなかった。
  私の拙いサンシンでお年よりの楽しみを一つでも増やしてあげることができたとしたらこれに優る幸せはない。がんばろうと思う。

  まずは「赤とんぼ」「荒城の月」、「花嫁人形」、「あざみの歌」、「うれしいひな祭り」、そして先輩ボランティアのMさんがお年寄りに人気があると教えてくれた「故郷」、これくらいを一緒に歌ってもらおうか。これに沖縄の唄をいくつか挟めば30分のプログラムなるだろう。

 きょうはお年よりに使ってもらう「スズ(高音用と低音用)」「ミハルス(簡易カスタネット・これも高音用と低音用)」も購入した。

懐かしい歌工工四 (□で囲んだ符は半音下げる は「ド」)

すべて忘暮楼作譜(まあ誰が作ってもこんなものだろうが…)

赤とんぼ 三木露風作詞 山田耕作作曲

本調子  


|中五|工四|工五|七五|工五|工中|工中|四中|上四|四合|四合|

|四○|→

|合四|四合|四上|中工|七五|工四|五四|四合|上合|中合|中工|

|中合|中五|工四|工五|七五|工五|工中|工中|四中|上四|四合|

|四合|四○|

夕焼け小焼けの赤とんぼ

負われて見たのはいつの日か

山の畑の桑の実を

小籠に摘んだはまぼろしか

十五でねえやはよめにゆき

お里のたよりも絶え果てた

夕焼け小焼けの赤とんぼ

とまっているよ竿の先


荒城の月 土居晩翠作詞 滝廉太郎作曲

本調子 (合・乙|・四・上・・工・五・


※|上合|上合|工上|五上|上|五上|工上|五

合|四合|上合|上合|工|上|合乙|四|→

|上合|上合|工上|五上|上|五上|工上|五| 

合|合|上合|四合|上合|上|上工|五

|上合|上合|工上|五上|上|五上|工上|五

合|四合|上合|上上|合○|合乙|乙|四|

上|上|乙|合上|合|工|上合|上

|四合|上合|合|合|上合|上|上工|五|△

|上合|上合|工上|五上|上|五上|工上|五

合|四合|上合|上上|合〇|合乙|四|上|→※

endingは△から次へ

|上合|上合|工上|五上|上|五上|工上|五

合|四合|上合|上合|工|上|合○|○○|

 

 

春高楼の花の宴 巡る盃かげさして

千代の松が枝分けいでし 昔の光今いずこ

秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて

植うる剣に照り添いし 昔の光今いずこ

いま荒城の夜半の月 変わらぬ光誰がためぞ

垣に残るはただかづら 松に歌うはただ嵐

天上影は変わらねど 栄枯は移る世の姿

写さんとてか今も尚 ああ荒城の夜半の月 

春高楼の花の宴 巡る盃かげさして

千代の松が枝分けいでし 昔の光今いずこ

秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて

植うる剣に照り添いし 昔の光今いずこ

いま荒城の夜半の月 変わらぬ光誰がためぞ

垣に残るはただかづら 松に歌うはただ嵐

天上影は変わらねど 栄枯は移る世の姿

写さんとてか今も尚 ああ荒城の夜半の月 


花嫁人形 蕗谷虹児作詞 杉山はせを作曲

本調子 (合・・老・四・上|・尺・工・・六・七・八・


合合|四|上四|上尺|工○|工○|合○|○○|

合○|四合|四○|合○|合○|四合|四○|合○|→

四○|○四|四○|上○|○|○|上○|四○|

○|○○|四○|合○|○合|合○|○|

合○|四四|上○|○|工○|○工|○|上○|

四○|四四|上○|四|上○|○上|上○|中上|

合合|四|上四|上尺|工○|工○|合○|○○|

合○|四合|四○|合○|合○|四合|四○|合○|

金襴緞子の帯締めながら 

花嫁御寮はなぜなくのだろ

文金島田の髪結いながら

花嫁御寮はなぜなくのだろ

姉さんごっこの花嫁人形は

赤い鹿の子の振袖着てる

泣けば鹿の子の袂が切れる

涙で鹿の子の赤い紅にじむ

泣くに泣かれぬ花嫁人形は

赤いかのこの千代紙衣装


あざみの歌 藤井弘作詞 八洲秀章作曲

本調子 (合・乙|・四・上・・工・五・


○|○○|上○|四○|○○|○|工○|○○|上|

四○|○○|四○|上○|○○|上|合○|○工|上|

四○|○工|中上|四○|工○|工○|→

合○|○○|合○|四○|○○|工○|○|○○|上○|

四○|○上|工|○|○○|工○|尺○|四○|○|

工○|○○|○○|工○|○○|○○|中○|○○|○|

工○|○○|○|上○|○○|○|上○|○○|四○|

合○|○○|○|上○|四○|乙○|合○|○○|○○|

合○|○○|○○|尺○|○○|尺○|工○|○○|工○|

四○|○○|○|○|○○|工○|七○|○○|七○|

○|工○|尺○|工○|○○|○○|工○|○○|○○|

○|○○|上○|四○|○○|○|工○|○○|上|

四○|○○|四○|上○|○○|上|合○|○工|

上|四○|○工|上|四○|工○|工○|

山には山の憂いあり 海には海のかなしみや

まして心の花園に 咲しあざみの花ならば

高嶺の百合のそれよりも 秘めたる夢も一筋に

くれない燃ゆる その姿 あざみに深き我が思い

いとしき花よ汝はあざみ 心の花よ汝はあざみ

さだめの道は果てなくも 香れよせめて我が胸に


うれしいひな祭り 山野三郎作詞 川村光陽作曲

本調子 (合・乙|・四・上・・工・五・


上○|上○|上○|四○|上○|上○|工○|○|

上○|上○|○|○|上○|上|○|乙○|

○|○|○|乙○|○|○|上○|○|

乙○|乙○|○|乙○|合○|○|上○|○|

工○|○○|工○|五○|工○|上|○|○|

上○|上○|工○|○|上○|上|○|乙○|

○|○○|乙○|合○|乙○|○|上○|工○|

○|上○|○|乙○|合○|○○|合○|○○|

灯りを点けましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花

五人囃子の笛太鼓 今日は楽しいひな祭り

お内裏様とお雛様 二人並んですまし顔

お嫁にいらした姉さまに よく似た官女の白い顔

金の屏風に映る灯を かすかに揺する春の風

少し白酒召されたか 赤いお顔の右大臣

着物を着替えて帯しめて 今日は私も晴れ姿

春の弥生のこの良き日 なによりうれしい ひな祭り


故郷 高野辰之作詞 岡野貞一作曲

本調子 合・乙・老・|・上・中・・工・五・六・七

中指は薬指に


工○|工○|工○|四○|○上|中○|

○|○|上○|四○|○○|○○|→

四○|四○|四○|上○|○中|上○|

中○|中○|○|工○|○○|工○|

尺○|工○|五○|中○|○|中○|

上○|上○|老○|四○|○○|四○|

上四|上○|合○|四上|中○|中○|

中|○|○五|工|中○|中○|

工○|工○|工○|四○|○上|中○|

○|○|上○|四○|○○|○○|

うさぎ追いし かの山

小鮒釣りし かの川

夢はいつも めぐりて

忘れがたき 故郷

いかにいます 父母

恙無しや友がき

雨に風につけても

思い出る故郷

志を果たして

いつの日にか帰らん

山は青き故郷

水は清き故郷