2004年2月27日 金曜日
 すり替え

   小泉首相が野党の追及を受けていた。「(「イラク派兵法」でも自衛隊は「戦闘地域」には行かない、と決められているのに)治安が悪化の一途をたどっている時期に自衛隊をサマーワに投入していいのか」。
   首相は斬り返した。「確かに、サマーワは安全な状態ではないが、テロはトルコにだって、イギリスにだって、東京にだって起こり得る。サマーワだけが危険なわけではない。」
   いかにも小泉氏らしいすり替え答弁である。「サマーワが以前より危険になっている」というのは時間的な比較による議論である。ところが小泉氏はこの議論を空間的な比較に摩り替えるのである。
  この交差点は最近交通量が増えてきて交通事故発生の危険性が高まったので信号を設置してくれ、というと、交通事故は僻地や島の道でも起こり得るのだからここだけ特別扱いはできない、と擦りかえるのであるから不真面目極まりない議論である。こんな人物が日本の舵を執っている。怖い話だ。