2004年2月1日 日曜日
 ラッパ節

沖縄民謡の「十九の春」が、与論島の「与論小唄」、奄美の「大島ラッパ節」などから生まれた曲であり、そのまたルーツが添田唖然坊(1872-1944)の「ラッパ節」だ、と聞いていた。しかし、残念ながら「ラッパ節」メロディーが分からないでいた。

  嬉しいことに、昨日「ラッパ節」のメロディーを流しているサイトを見つけた。さっそく工工四に採譜して若干手加えた。サンシンをやらない人にはなんの意味もないがその工工四を紹介しておく。

 A
 合/六/六/六/  五/工/五/五/  合/六/五/六/  五/工/五/五/ (ここまで歌持) 
 
 B
 ○/老/上/上/  上/上/上/上/  中/上/老/上/  中/(六)/(五)/(工)
 ○/乙/乙/老/  上/上/中/上/  老/上/老/乙/  合/(乙)/(老)/(上)
 ○/工/工/五/  六/六/六/五/  六/五/工/工/  中/(六)/(五)/(工)
 ○/工/中/中/  上/老/上/中/  ○/五/五/五/ 五/上/上/上/
 
 C(間奏)
 上/六/五/上/(Bへ帰る)
 
 歌詞もいろいろあるが、私は、次のような順序で歌ってみたい。

 今なるラッパは八時半 これに遅れりゃ重営倉
 今度の休みが無いじゃなし 放せ軍刀に錆がつく トコトットト

  降り来る雪の絶え間なく 障子を開ければ銀世界
 さぞやあの地は寒かろう 思えば涙が先に立つ トコトットト

 もしもニッポンが負けたなら 電信柱に花が咲く
 焼いた魚が泳ぎだす 絵に描いた坊主が経を読む トコトットト

 倒れし兵士を抱き起こし 耳に口当て名を呼べば
 ニッコリ笑って目に涙 万歳叫ぶも口の内 トコトットト

 名誉名誉とおだて挙げ かわいい我が子をむざむざと
 こんな姿に誰がした もとの息子にして返せ トコトットト

 大臣大将胸先で ピカピカ光るは何でしょうね
 金鵄勲章違います かわいい兵士のしゃれこうべ トコトットト

     ーーーー話題転換(^_^)ーーーー

 回る時計の針でさえ きっと一度は逢うものを
 あなたと私はなぜ逢えぬ 同じ佐原に住みながら トコトットト

 あなたの心は桜花 私の心は藤の花
 絡み付くほど思えども 散り行く花なら是非も無い トコトットト

 泣いて暮らすも五十年 笑って暮らすも五十年
 泣いて暮らすも笑うのも 心一つの置き所 トコトットト
  ラッパ節は南に伝わって「大島ラッパ節」「与論小唄」「十九の春」を歌い継がれたことは先ほど書いたことだが、本土においては「松の木小唄」に姿を変えたのではなかろうかとにらんでいる。なお調べてみたい。

 なお、沖縄で歌われている「ラッパ節」(小浜守栄作詞)はいっそうくだけているのである。
 もしもしちょいと 春子さん 私しゃあなたにほうれん草
 察して頂戴この胸を 僕のハートはわくわくよ

 私にプロポーズするからは あなたの財産どのくらい
 自家用くるまもあるでしょう もちろんダンスもできるでしょう

 財産ざっと五千万 自家用くるまはキャデラック
 ツイスト、マンボ、ブルースと 踊るダンスも数知れぬ

 おお私のワンダフル 燃えるような情熱で
 ぐっと私を抱きしめて 愛して頂戴ねエあなた


 こんな調子だ。唖然坊も唖然としてるかな。ちょっと歌えない歌である。