2003年11月30日

沖縄の樹木

  また二つ、街路樹の名前が分かった。写真はいずれも米軍普天間飛行場第2ゲート近く、佐真下公園そばの県道である。
  街を歩くとよく見かける黄色い花の咲く木。樹の形も良い。「モクセンナ」という樹であった。
 かわいい黄花をたくさん咲かせる。葉は偶数羽状複葉。
  以下、《世界大百科事典 第2版》より

センナ
senna
‖Cassia senna L.(=C.acutifolia Del.)

アフリカのエジプトやスーダン地方原産の薬用とされるマメ科の低木。アレクサンドリア港から輸出されたことから,英名を Alexandriansenna という。葉は偶数羽状複葉で,4〜8対の小葉から成る。小葉は披針形で,先はとがる。総状の花序を頂生あるいは腋生(えきせい)し,数個から十数個の黄色の花をつける。花弁は5枚,おしべは10本。豆果は扁平で,両端は丸みを帯びる長方形で,幅2〜2.5cm。よく似たホソバセンナ C.angustifolia Vahl. は葉がより狭長で,豆果の幅は2cm以下であり,英名をインドに多産するためIndian senna,または地方名から Tinnevellysenna という。どちらも葉をセンナ葉(よう)と称して,緩下剤や便秘に用いる。センナ葉はアントラキノイド,センノサイド A,B,C,D,クリソファノール,フラボノイドなどを含む。
 ほかにハネセンナ C. alata L.,ハナセンナ C.corymbosa Lam.,モクセンナ C. glanca Lam. などセンナの名がつけられた種があるが,いずれも観賞用に栽植される熱帯系の花木である。
                  堀田 満+新田 あや

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  (下の写真)この樹は葉に特徴がある。葉の先端がかわいく(おしりのように?)2裂する。この樹を初めて見たのは浦添市民会館の近くだったが、葉の形が印象的でその後も気になっていた。最近では、那覇の白百合通りから県庁へ抜ける下り坂の街路樹がこの樹であることを確認した。葉の形が「羊の蹄」に似ているので「羊蹄木(ようていぼく)」の名があるそうだ。和名はこれを「ハカマ」と見立てて「ハカマカズラ」。
正式には、バウヒニアの一種のモクワンジュ、一名ソシンカということらしい。花が美しい。
白とピンクの混ざったものもある。フイリソシンカという。
※以下《世界大百科事典 第2版》より引用
バウヒニア
Bauhinia

マメ科のハカマカズラ属 Bauhinia の花木を一般にバウヒニアと総称して呼ぶ。ハカマカズラ属は日本にはハカマカズラ B. japonica Maxim.1種を産するだけだが,熱帯圏には多くの種があり,200種を越える。5弁からなる美しい花をつける種が多く,熱帯圏の重要な花木となっている。木本または木本性つる植物で,葉は先端部で2裂する特徴的な形になり,夜間は2裂片が対合して閉じる性質がある。
 モクワンジュ B. acuminata L.(一名ソシンカ)は高さ数mの常緑低木で,花径5〜8cmの白色の5弁花を枝先につけ,花が美しい。おしべは10本あるが,1本だけが長く他の9本は短くて合着する。東南アジア地域原産で,熱帯では花木とされる。ムラサキモクワンジュ B. purpurea L.(一名ムラサキソシンカ)は,花弁が披針形で,花色が白色から濃紫色までいろいろある。またキバナモクワンジュB. tomentosa L.(英名 St. Thomas tree)は,倒卵形で黄色の花弁をもつ花をつける。繁殖は通常実生によるが,挿木,取木もできる。   古里 和夫

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