2002年11月11日

子供の状況・老人の状況

  松山ホテルパック(往復航空券+ホテル1泊)が29000円ちょっととはおどろいた。沖縄ツーリストの商品だ。なにしろ那覇ー松山の航空券はあたりまえに買うと片道25000円以上なのだからこの商品は安い。ホテルは奥道後で朝食・夕食はバイキングで食い放題。 
  12月中旬には松山へ引き上げることにしたので今のうちじゃないとこの商品は利用できない、というのでちょっくら帰ってくることにした。ホテル奥道後の部屋も素晴らしいかった。夕食をともにした妻もこの部屋が気に入って泊まりたがっていたが、ネコに餌をやらなければならないので諦めて帰った。私もついでに自宅に帰った。もったいないことをした。
  自宅で久し振りに共産党の月刊誌『前衛』をめくってみたところ、どこかの大学の先生の「子供たちの現状」に関する論文が目に付いてトイレで読んだ。手元においてないので論点の詳細を紹介できないが、こどもたちが他世代から隔離されそれだけ同世代からの視線に敏感に反応していることとか、子供たちの消費活動の特徴とか示唆にとんだ分析が多かった。。
  とくに面白いとおもったのは、子供たちの問題行動の背景に「子供たちが社会の構成員として尊重されていない状況がある」という指摘だ。その事例として高校生の就職難が挙げられていた。高校の卒業生が仕事に就けないということは社会が高校生を必要な構成員として認められていないということなのだ。
  今年の高校生の求人は二人に一社だという。こういう傾向が始まってからもう久しい。私が勤めていた高校でも昔は求人票は教室の壁いっぱいに張り出されていたものだが、このところは一覧表数枚で済まされていた。この状況を「社会の構成員」という目から見るのは初めてだ。
#こういう視点から考えると、子供の状況を変える上で「18歳選挙権」は大きな意味をもっているのだろう。
  老人の自殺率が高いと言われる。これは老人が自分を「社会の構成員」として認識しにくい、ということと深い関連があるのだろう。とすれば、子供と老人は同じ状況のなかで悩ましい毎日を暮らしているということになる。