2003年10月10日

憲法を守る人、守られる人

 21世紀の最初の10年は憲法改正問題の正念場となるだろう。ということで、後期は「日本国憲法」(高良鉄美先生・琉球大学)を取ることにした。 
第1回の授業は、学生たちに憲法とはどういうものかを発言させ、その発言をもとに憲法とはなにかを解き明かすという手法であったが、すべての発言を生かした見事な展開だった。
  一例。学生の発言のなかに「憲法はみんなが守らなければならないもの」というのがあった。高良先生はこの発言に関連して憲法99条を取り上げ、「憲法が国民を守るのであって、国民が憲法を守るのではない」と説いた。目からうろこが落ちる思いだった。
  憲法を尊重し擁護する義務を負っている人は次のとおりだ。
第99条〔憲法尊重擁護義務〕
天皇又は摂政及び国務大臣国会議員裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。