2003年6月26日 木曜日

かじや まとぅむに んまひちじ

  全国の週間天気予報をみると梅雨が明けた那覇は晴れマークばかり、本土は梅雨さなかだ。沖縄は生ビールの季節に入ったと地元テレビが報じている。

  1907年以降琉球は薩摩藩の支配に服することを余儀なくされた。首里から薩摩に派遣される使節を歌った歌が「上り口説(ぬぶいくどぅち)」である。その5番…
  • 船(ふに)の艫綱(とぅむぢな) 疾(とぅ)く解(とぅ)くとぅ 舟子(ふなく)勇みて 真帆引きば 風や真艫(まとぅむ)に 午未(んまひちぢ) 
 「真艫」は広辞苑に
  • ま‐とも【真艫】
    (1)船のまうしろの方向。真向き。
    (2)風が船の後方からまっすぐに吹くこと。
 とある。那覇から薩摩への航路の真艫の風は南南東、昔の言い方だと「午未(うまひつじ)」となる。那覇を出帆した船は南南東の「追風に帆かけてしゅらしゅしゅ」とばかり薩摩に上っていくわけである。今日の風向きは下の通り。全琉球列島に午未の風が吹き抜けている。

 大学のキャンパスにはクファデーサやディーグの樹がたくさんあって深い緑陰を提供してくれている。その木陰を午未の涼風が吹き抜くのである。暑いばかりではないのが沖縄の夏のようだ。