沖縄の位置

2003年6月10日 火曜日  休肝日

 ある学習会で安仁屋政昭氏(沖縄国際大学教授) の講演を聞いた。たくさんの興味深い資料を頂いたが一つだけ紹介する。それは沖縄を中心とする同心円の描かれた地図だ。それによると沖縄から国内外各地までの距離は下表のようになっている。
 「くらい」のついている距離は私が地図から読み取った距離で「テーゲー」である。「くらい」の付いていない距離は安仁屋先生による。

  この位置関係が次のような出来事を生んだ。

○テニアン島を飛び立って、11時2分に長崎に原爆を投下したB29は、帰路給油のために12時沖縄読谷のボーロー飛行場(今読谷村役場が建っているあたり)に着陸した。

○沖縄は東京とマニラを結ぶ線の中間にある。それで、天皇が無条件降伏を決心したあと「降伏受理の打ち合わせのため東京・マニラを往復した河辺虎四郎中将と随員は、伊江島飛行場を経由した」。

○日本の降伏後、マッカーサー元帥はマニラから厚木に進駐する途中、読谷飛行場を経由した。だから、マッカーサーがはじめて踏んだ日本の土は厚木ではなく沖縄だった。

○朝鮮戦争でも、ベトナム戦争でも沖縄は米軍の前線基地となった。日本では沖縄は日本の最南端というが、米軍は「太平洋諸島の最北端」と認識している。


沖縄から各地への距離
台北 630km
鹿児島空港 660km
上海 780kmくらい
福岡 810kmくらい
松山 950kmくらい
大阪 1190kmくらい
ソウル 1240kmくらい
ピョンヤン 1300kmくらい
マニラ 1480kmくらい
香港 1490kmくらい
東京・朝鮮中国国境 1500km ここまでB29の攻撃圏内
北京 1700kmくらい
サイパン・テニアン(原爆投下機の出発地)、青森、海南島 2000km
ハノイ、釧路 2400kmくらい