2003年6月4日

「クローズアップ現代」が取り上げた沖縄の食

これまでなんども取り上げてきた沖縄の食の問題だが、NHKの「クローズアップ現代」もこの問題を扱った。「肥満との戦い」という点に絞った番組だったが、沖縄の食が日本の食の未来を先取りしているといった取り上げ方がなかなか説得力があった。さすがというべきか。  
貴重なグラフが扱われていたのでテレビ画面からぱくっておきたい

沖縄の男性の年代別死亡率。55歳以上は全国平均より低いのだが…
54歳以下の沖縄男性の死亡率は全国平均を大きく上回ってしまう。

54歳といえば1946年生まれ。つまり、アメリカの沖縄支配が開始された年だ。

アメリカ統治のもとで沖縄県民の食生活に大きな変化が起きた。
それをはっきり示しているのが、脂質の摂取量だ。健康のための上限は25%とされている。全国平均がその25%を越えたのは80年代はじめ。

ところが沖縄では、60年代後半にすでにこの上限を超えていた。
沖縄県民の脂質摂取が大変多くなっている一方で、脂質を燃やす運動量はどんどん減っている。

この10年間で、買い物のための交通手段は、自動車・バイクが圧倒的に多くなった。

「500メートル以上はタクシーに乗る」という人もいる。
そんなこんなで、沖縄の男性の肥満の割合は、どの年代も全国平均を大きく上回っている。
全国の脂質摂取量も、すでに上限量「25%」を突破している。沖縄の肥満問題は、沖縄だけの問題ではない。

日本人全体の将来を先取りしているのかもしれないぞ、というのがこの番組の警告だった。
本物の沖縄料理の知恵はすごいぞ。豚肉もじっくり煮込むと、脂質は三分の一以下になる。これがソーキの素晴らしさ。

この知恵が今の沖縄の若い世代に継承されていないのだ。

さっそく買い置きのポーク缶を開けてポークを煮ておいた。