2003年5月29日 木曜日
 じゃあどうするか…沖縄での食生活

自分の髪の毛は鏡で見ているとき以外は見えない。だから、日常の生活の中では、白髪頭の人も自分がまだ黒髪であるように錯覚することがある。錯覚を起すためにわざわざ髪を染めることさえある。沖縄の食の現状もこれに似ているような気がする。

 変質した沖縄料理(白髪頭の沖縄料理)を食していながら、自分では伝統的な沖縄料理(黒髪の沖縄料理)を食しているつもりでいるのだ。この錯覚が沖縄人の栄養状況を変質させているというわけだ。

 黒髪のころの琉球料理(伝統的調理法)は、栄養的な面からみると次の四つの食材に特徴がある。(尚承・高良菊「美味しい沖縄料理」 柴田書店)
  1. 豚肉を巧みに利用する
    • 脂の部分を徹底的に落として利用する
    • 内臓、肋骨(ソーキ)、血、耳、面皮、足など一頭余すところなく利用する。
  2. 野草・薬草をたっぷり食べる
    • ヨモギ(フウチバー)、苦菜、ういきょう(ッウイーチョー…まだ食したことがない。セリの一種らしい。中世のヨーロッパでは「魔法の草」と呼ばれていたとか…忘暮楼)などの薬草
    • サツマイモの葉(カンダバー)、大根葉(ウフニバー…<おおねば>である)
  3. 藻類をたっぷり摂る
    • 緑藻類
      • ひとえぐさ、あおのりの類(アーサー)
    • 褐藻類
      • 沖縄では取れない昆布(クーブ)
      • もずく(シヌイ)、ひじき、わかめ
    • 紅藻類
      • いばらのり、おごのり、きりんさい、とさかのり、むらさきのり、あまのり(サラダや刺身のつまに利用されている)
  4. 沖縄豆腐
 今日の白髪の琉球料理では、これらがアメリカ世のファストフード、レストラン料理、広い駐車場をもつスーパーの影響を受けて大きく姿を変えている。
 一番の変化は油や脂の多用ではないだろうか。

 毎日のチャンプルー料理での油やポーク、シーチキンの多用のほかに、市販の惣菜の激増もこの傾向を強める要因となっている。
 【結論】現在の沖縄人多数派と反対の生活をすれば健康が維持できる(!)。とりあえず気をつけたいこと。
  1. 油の使用を減らすように気を配る
    • そのためには、煮物、焼き魚を多くしたい
    • さっそく松山からアジやイサキのヒラキ、ホウタレの干物を送ってもらった
  2. 野菜・海藻をたくさん食べる
  3. よく歩く(今、学校の往復で毎日20分walkingを2回やっている)
  4. 沖縄豆腐を大いに食べる(これは現在の沖縄人多数派も愛用しているようだ)