2003年5月15日 木曜日
土砂降りの祖国復帰

 沖縄入り以来はじめての土砂降りの雨である。満艦飾の洗濯物がいたずらにぶら下がっている。

 「琉球新報」の一面コラムは『金口木舌』という。「金口木舌」は「漢語林」では

キンコウボクゼツ
@木製の振り子のある鈴
A木鐸。古代中国で人民に法律・命令を示すときに鳴らしたもの
B転じて、言論で社会を指導する人、教育者
とある。初めて知る言葉である。「天声人語」にしろ「金口木舌」にしろ、新聞人の自負と、いささかの思い上がりを感じさせる命名である。

 閑話休題。今日は沖縄の祖国復帰31周年記念日である。今日の「金口木舌」によると、31年前の祖国復帰の日も土砂降りの雨だったそうだ。

 その日、復帰運動は那覇・与儀公園で県民総決起大会を開き、しのつく雨の中「(沖縄全土の)即時・無条件全面返還、核基地撤去」を強く求めた。一方、隣の那覇市民会館では政府主催の記念式典が粛々と進行していた。集会の参加者の仲には「『天も怒っている』と叫ぶ人もいた」そうだ。

 沖縄では毎年この復帰記念日の前後が入梅の時期になるそうだ。入梅=祖国復帰、ヤマトンッチュー(本土人)には思いもつかないイメージである。「金口木石」は沖縄の「梅雨明け」が例年「慰霊の日」の6月23日ころであることも付記していた。

【参考 おすすめです】
「慰霊の日」についての 琉球新報社説