2003年5月9日 金曜日
基地・沖縄・日本

 「世界はどこへ行く 緊急シンポジューム」に「噂の真相」の岡留安則編集長が来るというので那覇の琉球新報会館へ出かけた。喜納昌吉氏の「すべての兵器を楽器に」実行委員会と「琉球新報」社の共催である。もちろん喜納昌吉もパネラーの一人である。

 アメリカのイラク侵略戦争がアメリカの圧勝で推移し、ブッシュは戦争終結を宣言した。大量破壊兵器の発見とか独裁者ブフセインの殺害とか言った戦争目的は達せられていないのに戦争終結を宣言したということは、これらの目的が大嘘であったということなのだろう。まさか健忘症とは思えない。世界最高水準と思われていたアメリカのメディアが急に愛国的になり批判精神を失った。日本のメディアはそれにならった。

 そんななかのシンポジュームであった。参加者の少なさには驚いたが、パネリストのほうも元気なのは朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へ、韓国へ、イラクへと走りつづけている喜納昌吉氏だけで、あとはみな一様に「絶望的」は雰囲気だった。

 お目当ての岡留氏の発言からメモからいくつか書き付けておこう。

  1. 【イラク問題】イラク戦争については絶望的な気分だ。メディアのアメリカ化・与党化がひどい。
  2. イラクはアフガニスタン化するだろう。
  3. アメリカのねらいが石油利権の確保と米国内の軍需産業への奉仕であったことはいまやあきらか。
  4. ブッシュがハイテク兵器を使えばどの国でも抑えられると自信をもつことが怖い。
  5. ブッシュは今回の戦争では「軍自体が厳格に情報管理して機密情報はリークしない」という原則のもとで検閲を廃止した。この方針の中で600から700人のメディアが「従軍取材」し、結果的にはアメリカのメディアは自主的に愛国勢力化した。
  6. 【朝鮮問題】安部晋三官房副長官はアメリカの情報機関の「代理人」のA氏とつながっている人物で小泉首相よりも積極的にアメリカの方針で動いている。
  7. 家族会は韓国情報機関につながる現代コリア研究所の線で動いている。
  8. 【沖縄】今のままでは米軍基地は100年待っても帰ってこない。沖縄の人々も米軍基地で潤っているわけで本気で基地撤去を願っているとは思えない。
  9. どうしても米軍基地をなくするのならそれに代わる収入源を確保しなければならない。その目玉がカジノだ。
  10. 【日本】永田町や霞ヶ関の現状をみるなら日本は中央からは変わりそうもない。変えるとすれば長野方式だと思う。私も田中氏を担ぎ出した一人だが、著名なジャーナリストや作家を動員して都道府県知事を押え、ここから日本を変えていくのが一番良いと思う。
  11. 【移住】来年から『噂の真相』を休刊し私は沖縄に移住する。沖縄から日本と世界を考え発信していきたい。

 なかなか面白い話だった。「沖縄県民は基地なくして生きていけない。そして日本国民は基地沖縄なくして生きてはけない。」、これが日本の姿なのだなあ、と普天間基地のヘリの轟音を聞きながら思いを深める。我田引水ながら以前書いた私の考え12もこれでいいのだと確信した。

小学館「web版日本大百科全書」より
カジノ casino

 ルーレット、ダイス、トランプ、スロットマシンその他の室内賭博(とばく)が公認されている賭博場。カジノはイタリア語で「小さな家」を意味するカーサcasaから転訛(てんか)した語で、ルネサンス時代の貴族が所有していた社交、娯楽用の別荘を意味したが、のちに音楽、舞踏などの娯楽施設を備えた公共の集会所をよぶようになった。18世紀から19世紀にかけてヨーロッパ各国に開設され、とくにフランス、ドイツで隆盛を極めたが、しだいに公然と賭博が行われるようになり弊害を生じたので、19世紀後半から一部を除き多くの国がこれを禁止した。

 しかし第二次世界大戦後は、公共のための資金調達を名目に、海辺、温泉などの保養地、観光地などを中心に公認する国が増え、現在は約40か国に上り、カジノの数では200を超えている。とくに、1861年に開設されたモナコ公国のモンテ・カルロ、アメリカで1931年以来公認されているネバダ州のラス・ベガスが世界的に有名である。そのほかフランス、西ドイツ、イタリアなどのヨーロッパ諸国、アルゼンチンなど中南米諸国、マカオなどの旧植民地がカジノの数も多く盛んである。これらのカジノの賭博設備はルーレットが中心で、ほかにトランプによるバカラ、ブラックジャック、さいころを使用するダイス、クラップ、スロットマシンなどが共通しており、一部のカジノではキノも行われている。また、カジノは賭博場ではあるが、豪華な設備と社交的雰囲気が特徴であり、飲み物などを無料でサービスするところが多い。〈倉茂貞助〉