2003年4月16日 水曜日

 グシューヨー、チュー ウガナビラ。

 沖縄のラジオから毎日流れてくるあいさつだ。「みなさん、今日は」にあたる語で直訳すると「みなさん 今日 お目にかかります」というような意味らしい。こりゃ、手ごわい方言だ。

詳細説明
グシューヨー【御総様(ゴソーヨー)】=みなさま
チュー【今日(キョー)】=きょう
ウガn=「ウガヌン:お目にかかる」の活用形
アビラ=「アビン:ます」の意志形
※『沖縄語辞典』(国立国語研究所編)を参考にした。

 日本語にはたくさんの方言があるが、大きくわけると、

  1. 本土方言
  2. 琉球方言

という二つの大別となる。

 本土方言といっても、例えば、仙台、東京、大阪、岡山の四つの地域の方言には相当の相違がある。言語が違うだけではなく、地域同士の文化的、経済的、政治的な相克も厳しい。我々四国の人間から考えても、海の向こうの鹿児島の言葉はほとんど理解できない。津軽方言なども理解不能である。。

 琉球方言学特殊講義の狩俣繁久先生によれば、先ほどの四つの地域の距離関係は琉球弧にある喜界島、沖縄、宮古、与那国の距離関係に匹敵するそうだ。つまり、つぎのようだ。

岡山←→大阪←→東京←→仙台
喜界島←→沖縄←→宮古←→与那国

 宮古方言と沖縄方言が合い通じないというのもけだし当然であった。