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2003年4月2日 水曜日
沖縄への船旅 

 
わかなつおきなわ号 8004トン

 博多・那覇直行フェリーは『わかなつ おきなわ』号8004トンである。乗船簿の職業欄に初めて『無職』と書いた。なんだか心細い。

 海は穏やかである。この季節は大体こんなものだそうだ。平戸と五島列島の間を南下し、甑島の沖合いを通って東シナ海へ進んでいく。奄美大島が見えないほどの沖合いを航行するらしい。

 自分のいびきに気兼ねしながら二等寝台で寝る。12度のワンカップ泡盛を二杯飲んでぐっすり寝た。

 4時50分起床。すぐに甲板に出る。真っ暗で足元もよく見えない。どこまでが海でどこからが空かもわからない。

 4時55分、新生活は最初が大切ってわけで、暗い甲板を往復し始める。40歩ほどあるくと端っこに着く。回れ右して又歩く。

 5時15分、空と海とがぼんやりと別れてきた。天地創造だ。

 5時20分、甲板が見えてくる。

 5時30分甲板がほの明るくなる。

 5時40分、甲板が静かな光に満たされてきた。空から微光が降り注いでいるのだ。

 5時50分、甲板も船体も海も蛍光色で輝く。空全体を光源する光だから影がない。早朝散歩のもっとも幸せな光景である。

 5時55分、セキレイが3羽私の近くを舞い飛ぶ。先ほどから近くでチュッチュと鳴いていた鳥はこのセキレイだったのだ。手のひらに載りそうな感じですぐ近くを羽ばたいているのもいる。一羽は私のすぐ近く甲板に降りて、尾羽根を二度三度振ってまた海上へ飛び去った。人懐こい鳥たちだ。

 6時 walking 終了。約1時間のwalkingで 6405歩 歩いた。汗ばむ。

 6時5分、完全に夜が明けた。静かな海に囲まれている。

 6時13分、ツバメが10数羽船の周りをしばらく飛んで船尾の方向へ飛び去る。船は南下しているから、ツバメはいま本土に北上中なのだろう。

 しばらくすると船尾のほうからツバメが戻ってきて降り、また船のまわり飛び回る。船と並んで飛んでいるツバメもいる。ツバメの渡りも一直線と言うわけではなさそうだ。道草を食いながら長い道を渡っていくのだ。船の電線でも留まればいいと思うのだが、一度休むと休み癖がつく、といいたげな風で飛びつづける。

東シナ海のかもめ 

 こんな沖合いでのかもめが遊びに来たりもする。船と並んで飛んでいる。

 午後は1時間ほど竹笛の練習をした。なかなか澄んだ音が出ないが、群青色の海を眺めながら『ちむがなさ』『島々かいしゃ』『十九の春』『豊年音頭』など吹き続ける。

 那覇入港、21時。

 何度も道を間違って、10時過ぎに「マイホーム」に到着。我が家は3階であった。地下には私の駐車場がちゃんとある。地下駐車場から三階まで6,7回往復して荷物を担ぎ上げた。

 宮崎さんにもらった『本場泡盛 ドナン 43度』で一杯やりながらアップロードです。

 

 

※ 行程の記録に「携帯電話」が役に立つ。スケジュール機能を使って出来事や買い物記録をメモしておく。時刻が記入されるから整理が便利だ。