2002年12月16日 月曜日
 冬の暁は春の星空

 早朝5時walkingに出発。玄関のドアの近くには、散歩したくてたまらない「ナナ」と「フク」(うちの猫たち)が待ちかまえていて、わたしが戸を開けるとさっと飛び出す。私も出発。

 空を見上げると北斗七星が天頂近くにかかっている。歩き始めると、真正面の空高くしし座が待ち構えている。これら、天空に高々とかかる北斗七星やしし座は春の星座の代表選手である。地上はいよいよ寒い冬を迎えようとしている季節だが、朝の星空は、春の星座が陣取っているのだ。

 昼間の空にも沢山の星が瞬いている。しかし、もちろんそれらの星は、太陽の輝きに圧倒されて全く「陽の目」をみない。で、どんな星が輝いている(はず)かというと、太陽に近いところでは、さそり座・白鳥座の星星にに牽牛星、織女星たち、つまり夏の星星である。

 太陽の進路の前方つまり西側には、春の星座の大部分が隠れており、太陽の進路の後方には秋の星座の大部分が隠れている。冬の星座は、東の地平線のかなたで出番を待っている。

 太陽が地平線のかなたに沈み、夜のしじまが訪れると、まず昼間は太陽の後塵を拝していた秋の星座たちが光を取り戻す。そして夜が深まるに連れて、地平から、こいぬ座、おおいぬ座、オリオン座と冬の星座たちが次々と姿をあらわしてくる。そして、暁を迎えるころには、昼の間太陽の前方をひそかに進む春の星座たちが南の空にかかり、太陽が起きだして来るまでの「わが世の春」を謳歌するのである。

 この春の星座を私が毎朝見上げているのであった。一晩空を見上げていれば、三シーズンの星座を見ることができる。こんなことを知るのに60年かかった。