2002年11月12日 火曜日
『女工節』

 「女工節」の工工四(クンクンシー・沖縄民俗音楽の楽譜)がほぼ完成した。『正調 琉球民謡工工四』(滝原康盛著・琉球音楽々譜研究所)の楽譜を下敷きにして、民謡歌手・我如古よりこさんの三線(さんしん)演奏を採譜したものである。三線に興味のない人にはなんの値打ちもないが、けっこう苦労して作ったものなので載せておきたい。唄の歌詞は、

  1. 親元を離れて本土に働きに行くよ 寂しくなることだろうが仕事なんだから我慢しなければならないと思う
  2. 友と別れたのは島の村はずれだった 親と別れたのは那覇の港だった
  3. 那覇までは私たちの島 船に乗れば本土 いつかお金を儲けて 島に帰りたいものだ
  4. 本土に来てみれば 友達一人いない 満開の桜の木に寄りかかって一人泣いているよ

などと続く。大阪あたりの紡績工場に就職した娘たちのけなげさを唄う。沖縄の唄の面白さのひとつはこのような現代性にある。

 
|:○・合|♭乙・合|四・上|♭中♭中 |工・○|合・♭五  |
|工・合|♭五・工|上・○|♭中♭中|四・工|合・♭中:|
|:四・合|♭乙・合|四・○|合・♭中|上・♭中|工・○|合・♭五

    親元ゆ離れ 
|工・合|♭五・工|上・○|上・工|上・♭中|四・工|合・♭中

    大和旅 行ちゅし
|四・合|♭乙・合|四|○|四・♭中|上・♭中|工・○|工・♭五

    寂しさや 在てぃん
|工・合|♭乙・合|四・工|♭中・上|四・○|合・♭中

    勤みでむぬよ
|四・合|♭乙・合|四・工|♭中♭中|四・工|合・♭中:|