2002年10月6日 日曜日
「船渡婿」を観る

 松山大蔵会主催の松山市民狂言会に出かけた。大いに笑った。お目当ては佐々木泉県議(JCP)演ずる「舟渡婿(ふねわたしむこ)」である。佐々木泉氏の声の良さには改めて感心した。

 文人画の極意は「自娯」だそうだが、佐々木氏も、共演の皆さんも実に楽しそうに演じておられた。


 
婿入り先の舅(村山真理)である。後ろに太郎冠者(毛利佐知)。
待ってました!婿(佐々木泉)の登場である。今日はお日柄もよく、晴れての婿入りのご挨拶である。左手に土産の酒樽をぶら下げている。
婿は途中渡し舟に乗る。船頭(町陽子)が酒樽の酒に目をつけている。
船頭が「朝から寒い目をしているのでいっぱい飲ませてくれ」と絡む。婿が断り続けると、「寒い寒い」、と船を漕ぐのをやめてしまう。船は流される。
婿は仕方なく一杯だけの約束で酒を振舞うが、ちょっと一杯のつもりが、婿も加わって酒宴となる。
あらあら、婿は船の上で舞を舞い始めた。
船頭もすっかり体が温まって、櫓さばきも軽々と向こう岸に着く。
「えらいこっちゃ」空っぽになった酒樽を抱えて婿殿は舅の家へ急ぐ。
舅にご挨拶をするが、太郎冠者が舅に婿が持ってきた酒樽が空だと告げて、空樽を二人の席に転がす。婿は面目丸つぶれ、ほうほうの体で逃げ出す。
舞台の後、記念撮影。