2002年9月15日 日曜日
居候

 どうもちぐはぐな夫婦である。◆妻は定年2年前に退職して、1年間北のかた、ソウルで韓国語の勉強をした。妻が帰国すると今度は夫が定年退職後の一年を南のかた、沖縄で大学の聴講生として過ごすと意気込んでいる。◆妻は依然として韓国語に熱中、夫はサンシンに熱中。◆夫婦はこのところたいてい朝5時に起きて散歩する。しかし、玄関を出ると、妻は北し、夫は南する。◆朝飯は、妻はパン、夫は飯。◆最近夫がある本を読んで、一日2食生活を始めた。朝食を抜くのである。すると、妻も1日2食を始めた。ただし昼を抜くのである。

 そこへ居候がやってきた。英語で言うとhomestayである。高校時代に社会福祉の道を選び、なれば「福祉先進国」の日本で勉強するに限ると、親の反対を振り切って日本にやってきたヨンファである。1年半の日本生活で日本語もコンビニでバイトができるくらい上手になった。お金がないときは1週間水だけですごした。そんなヨンファがふとした縁で我が家へ転がり込んできた。ヨンファは妻を「おかあさん」と呼ぶ。娘のいない妻はにんまりしてご機嫌である。

 さてヨンファは私たち夫婦と暮らしてみて、帰国後なんと言うのだろうか。「日本の夫婦は朝のウォーキングでも一緒に起きて別々のコースで歩くのよ。変でしょう」などと報告するのかもしれない。