2002年 5月 6日 月曜日 休日

沖縄第2日 その2
  うりずん


 二日目の午後は首里城へ出かけた。首里城無料区域にある系図座・用物座の建物を利用して、『琉球王朝〜舞への誘い〜』という無料の催しが行なわれているのである。来年3月末日まで続けられる大掛かりな企画である。本日の出し物は次の通り。40分のステージである。

 
一 四つ竹
二 上り口説(むぶいくどぅち)
三 かせかけ(綛掛け)
寿 鳩間節(はとまぶし)
五 貫花(ぬちばな)
結 加那ヨー 天川(あまかわ)
 見物席のテントの一番前に陣取って琉球舞踊を堪能した。

 ○「四つ竹」、これは昨年の沖縄旅行の際、沖縄舞踊館「踊い(うどぅい)」でも観た。たまたまであろうが、お澄まし顔の踊り手と微笑み顔の踊り手の取り合わせも面白かった。
 ○「上り口説」は私の「歌サンシン(弾き語り)」レパートリーに入っているもの、ついつい身体が動いてしまう。
 ○「かせかけ」はほとんど動きがない踊り。私などには退屈な舞台だが、ときおり繰り返される「かせかけ」のしぐさは非常に色っぽい。
 ○「鳩間節」は軽快だ。
 ○「貫花」は昨夜、民謡酒場「島思い」で演奏してもらった曲だった。
 ○「加那ヨー 天川(あまかわ)」は川岸での逢引きの踊りだそうだ。男役の嬉しそうな顔がすごくいい。娘役の女性は右側の口尻を少し引き下げているのだが、これがまた「悪魔的」な不思議な魅力をかもしている。エロティシズムをも感じさせる踊りだった。

 踊りが終わって公園の一角にある林に入る。ガジュマルの大樹の下のベンチで仰向けになる。ヒヨドリが手を伸ばせば届きそうなあたりの枝で何かをつついている。ここを離れようとしないのは巣があるせいかもしれない。ヒナ鳥の鳴き声が聞こえる。

 すずしい風が吹きぬける。沖縄はいま「うりずん」の季節である。今日は旧暦3月25日。「広辞苑」は

 
うりずん
沖縄地方で、旧暦3月の候。乾季が過ぎて暖かくなり、大地が潤う時季。古くはのろ(祝女)の祭が行なわれた。
と説明している。

 「うりずん」が過ぎると、沖縄は短い「若夏」を経て、本土より1ヶ月早い梅雨に入る。