2002年 5月4日 土曜日 休日

沖縄第1日目 その2


 で、民謡酒場「島思(しまうむ)い」に入ったのが8時。大体インターネットなどで探ってみると、沖縄の民謡酒場は8時か9時に始まるところほとんどだ。それから朝の3時、4時まで沖縄民謡や沖縄歌謡曲(島唄と総称する)を聞き入るのである。最後は全員でカチャーシーの乱舞となるらしい。今から2、30年前が第2期の沖縄民謡フィーバーだったそうだが、そのころだと2百軒以上あったらしい。いまでもたーくさんある。

 「島思い」はその中でも結構有名なお店の一つである。それはこのお店のオーナーが大城美佐子という沖縄民謡界の大御所だからだ。大御所と紹介したが、去年までは私は彼女をまったく知らなかった。沖縄民謡界の重鎮である登川誠仁義や嘉手刈林昌もまったく知らなかった。

 私がはじめてこれらの人の声を聞いたのは、去年の映画『ナビーの恋』の中だった。あの映画で準主人公ケンタツ爺さんを演じていたのが沖縄民謡界の重鎮・登川誠仁だったのだが、私には初めて見る顔だった。本家の爺さん役が沖縄民謡界のもう一人の重鎮・嘉手刈林昌(かでかるりんしょう 1999年逝去)、そしてその妻・本家のオバアーが「錦糸の声」の大城美佐子だった。もちろんこれらの「超有名人」もへんなジイサン、バアサンやなあと思った程度だった。この二人が歌った「十九の春」さえ私は知らなかった。

 それがそれから1年たって私は大城美佐子のお店に行くために、久茂地川界隈をさまよっていたのである。不思議なことだ。

 8時から始まると聞いていたので腕時計を見ながらいそいそと入ってみると客は私一人だった。カウンターの中にいる私よりちょっとだけ若いらしいミチエさんと一時間ほどおしゃべりをしても誰もこない。ミチエサン(サンシン好きが嵩じて九州に転勤しただんなさんとは別居暮らし…沖縄病の先輩だ)に自慢の歌三線を披露してもらったりしているうちに二人、三人と入ってきて10時には、松山でお目にかかったことにある松田末吉先生、そして大城美佐子先生のご登場だ。そしてライブが始まった。いい舞台(左が松田末吉先生、右のお嬢さんは大庭先生のお弟子さんで、去年北海道からやってきた大型「沖縄病」です。)だった。大城美佐子先生の『白雲節』は絶品だ。

そして12時ごろに休憩に入ったとき大城先生にお願いしてとらせてもらったツーショットがこれである。私の家宝である。