2002年 4月2日 曜日

皇太子妃は本当は…


 皇太子夫妻が記者会見をした。まさこさま(上から読んでも…下から読んでも…(^^ゞ )が母親になった喜びを語っていた。初めて子どもを産んだ母親が言いそうなことをゼンブ言ってるかんじだった。たとえば、

「生まれたての子供の生きる力というのを目の当たりにいたしまして,子供っていうのは,変な言い方ですけれども,本当に生きるために,そして,親に愛されるべくして生まれてくるんだということを強く感じました。」
 さまざまなプレッシャー(「絶対に子どもは生まれない」と断言する人までいた…)のなかで無事赤ちゃんを出産できた若葉マークのお母さんの実感が素直に語られている。

  子どもがこうだということは、とりもなおさず人間がこうだということだ。ところが、こういった考え方は皇室で昔から語られていたものではない。実際、この赤ちゃんの父祖は「軍人勅諭」や「教育勅語」にあるように「臣民は自分のために死ぬべく生まれてくる」と思い込んでいたふしがある。次は軍人勅諭の一節。

只々一途ニ己ガ本分ノ忠節ヲ守リ、義ハ山嶽ヨリモ重ク、死ハ鴻毛ヨリモ軽シト覚悟セヨ。其操ヲ破リテ不覚ヲ取リ、汚名ヲ受クルナカレ。
 「死は軽い軽いオオトリの羽よりももっと軽い」というのであるから「生きるため、愛されるために生まれてきた」とは言いがたい。

 普通のお母さんなればあの発言でよかったのだけど、まさこさんが皇太子妃として発言するのであるならこう語るべきだった。

 「明治天皇も昭和天皇も、国民の命は鳥のはねよりも軽いと仰せられました。実際、神風特攻隊の作戦をあげるまでもなく先の戦争で日本臣民はみなそのような扱いを受けたのでございます。また皇軍が、それぞれにやさしい親を持つ2000万人のアジアの人々を死に至らしめたのも事実でございます。

 しかしながら、私が子どもを生んだ実感から申しますと、生まれたての子供の生きる力というのを目の当たりにいたしまして,子供っていうのは,変な言い方ですけれども,本当に生きるために,そして,親に愛されるべくして生まれてくるんだということを強く感じました。

 率直に申し上げますと、子どもがそういう存在であるのであれば、大人の命もまた山嶽より重いものであるはずだと思ったのでございました。」



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