2002年 3月 20日 水曜日

『屋嘉節』 その3


 山田有昂さんの体験記によると『PW無情(屋嘉節)』の最初の歌詞は次のようなものであったという。

 
「PW無情」(屋嘉節)

作詞 金城守堅
補作 新城長保
   山田有昂

1 

うらみしゃや 沖縄(うちなー) 戦場(いくさば)にさらち
世間(しきん)うまん人(ちゅ)ぬ 袖(すでぃ)よ濡らち
浮世(うちよ)無情(むぞう)なむん

涙呑(の)で登(ぬぶ)る 恩納(うんな)山奥(やまうく)に
うまん人(ちゅ)共に 戦(いくさ)忍(しぬ)ぢ 
浮世(うちよ)無情(むぞう)なん

勝ち戦(いくさ)願(にが)て 山ぐまいさしが
今(なま)や囚われ りてぃ 
屋嘉に泣ちゅさ 
PW哀りなむん

哀(あわ)り屋嘉村の 闇の夜(ゆ)の烏(からし)
便(ゆぶ)り 無(ぬ)んむんぬ
鳴(な)ちゅが 心気(しんち)
PW哀りなむん

石川(いしちゃ)萱葺きや 無蔵(んぞ)が住(し)み所(どぅくる)
我(わ)んや ましうちぬ 砂地(しなじ)枕
PW哀りなむん

ましうちの生活(くらし) 知らさていすしが
夢路(ゆみぢ)通(かゆ)わちょて
節(しち)ど待ちゅる
PW哀りなむん

煙草(たばく)手に取(と)やい 忘らてぃいすしが
思(う)むくとぅや 勝(まさ)て
うてんちかん
PWあわりなむん

戦(いくさ)てるむんの ねらんどんありば
哀り くぬ姿(しがた)
ならんたしが
PWあわりなむん