2000年 12月29日 金曜日

 ソウル見聞 続き


 

  1.  韓国人で口ひげを蓄えているひとはいるのだろうか。今回の旅行中、仁寺洞とロッテの免税店で各1名ずつ目撃したのだが、ロッテのほうは日本人だったと思う。すれ違った何千人かのなかで口ひげ野郎は1名だけだった。今回同道してくれた明眸皓歯のガイドさんに聞いてみたが、芸術関係の人が時にはやす程度で、やはりまずいないそうだ。

     朝鮮のことわざにも「髭が五尺でも食えてこそ両班(スヨミ テエ チャラド モゴヤ ヤンバン)」とか、「髭をなでおろす(スヨムル ネリスンダ)」とかちょくちょく「髭」が出てくるようだし、たしか韓国の英雄安重根も口ひげを蓄えていたと記憶する。
     髭をはやさないのは韓国人の比較的新しい習慣だと思う。

  2.  生徒たちは韓国語もできないのに市場(シージャン)で盛んに値切り交渉に挑戦している。ミョンドン・ギルに入ったところに革製品屋がある。A君は、ここで630,000ウォン(6万3000円)の値札がついている革ジャンバーを粘りに粘ってなんと100,000ウォン(1万円)まで値切った。これには私もびっくりした。

     帰国の直前に連れこまれる例の「キムチ屋」で15.000円のコピーかばんがあった。くだんのガイドさんは「2000円にはしますよ」と小声で教えてくれた。

     どうしてもいるものがあったら自分で値段を決めて、期待通りにデスカウントしてくれない場合はそこで交渉を決裂させるのがコツらしい。そうするとたいていは「オ客ッサーン、ソレジャ、イクラナラ買ウンデスカ?」とくるのである。この交渉術が外交にも応用されてはいないだろうか。いや、失礼。