2000年 12月26日 火曜日

 ソウル見聞


  ソウルで3泊した。その間に見かけたものをいくつか。

  1.  パーマネントウェーブの女性がいなくなった。
     忘暮楼が初めて韓国を訪れたのは18年前であるが、そのころは全女性が即席ラーメンのように縮れたパーマをかけていた。実際これをラーミョン・パーマと呼んでいたと記憶する。そしてみんなが出勤前に髪を洗っていた。それでますます縮れるのである。

     私の記憶では、三年前は「ほう、ストレートヘヤーの人が出てきたぞ」と言った程度だったと思う。それが今年はほぼ100%パーマなしである。女性の髪の毛のことは良く知らないのであるが、「髪の手入れ」に以前より時間をかけるようになっているのではないかと拝察する。 


  2.  口紅は依然としてメンタイコ式である。赤く鋭く塗られている。土色の口紅も多い。ただし、タレントたちの化粧がずいぶん淡い感じになっているのでこのメンタイコも数年うちになくなるのではないだろうか。テレビ・タレントの世界では「ナチュラル志向」へのシフトが画然としているとみた。

     

  3.  地下鉄の中でジュースを飲んでいる女性を一人見た。デパートの通路の雑踏の中でジュースを口移しにするアベックを一組見た。いずれも韓国で始めてみる光景であった。もっとも、衆人環視のなかでのジュースの口移しは日本でも見たことがない。「父子有親、君臣有義、夫婦有別、朋友有信、兄弟有序」は儒教の人間関係の原理だそうだが、これには抵触していないようだ。

  4.  ごみの分別収集がかなり徹底している印象だった。業務用のゴミ袋の場合、名前だけでなく、屋号、住所、電話番号まで記入してあった。

  5.  アダルトビデオらしいビデオテープが露店で大量に売られている。これも初見である。

  6.  今回も親切な人々に何度も遭遇する。外国人が困っているとすぐに声をかけてくれる。そうしてにこやかに相談相手になってくれる。かなり遠方まで同行して案内してくれる人も少なくない。

     若者も中年の男性も地下鉄でニッコリ笑って席を譲ってくれる。自然である。忘暮楼も今回初めてはっきりと年寄りとして扱ってもらった。