2000年 12月3日 日曜日

 斉藤隆夫を読む 2
      人間の階級


   期末試験が始まってちょっとぼんやりしている。

 引き続き「斉藤隆夫政治論集」を読んでいる。斉藤隆夫はある文章で人間を三つの階級に分類している。特別変わった分類ではないのだが、自分というものを知るためには重宝する。いわく、

  1. 其の一は何事に付けても物の道理が分らなくて之を鵜呑みにする人々であって、之を無識階級という。
  2. 其の二は物の道理が分ったやうでまだ十分に分らないから鵜呑みにすることもできず、さりとてはつきりと自ら覚ることも出来ずして半信半疑の間に迷ふて居る。之を称して半識階級といふ。
  3. 其の三は学問研究の結果として、物の道理が頭の中に映って居るから、真実と虚偽をはつきりと弁別することが出来る人々であつて之を称して有識階級という。

    (「十四、虚偽と迷信の世界」より)
 さて、忘暮楼はと言うと、ずばり「半識階級」というところだ。