2000年 11月16日 木曜日

 いやがらせ行政?


 ゴミの減量はどこの自治体にとっても難問のようだ。

 ゴミ問題というのはまずは「何を捨てるか」という問題であり、それぞれの個人・集団の消費文化に深く結びついているため一筋縄にはいかない。さらに、企業は商品をゴミ付きで販売する。私なりの本質論を展開してみようかと志してみたのだがちょっと歯が立たない感じ。今回は思いつき的は提案を書くに止めたい。

 自治体にお願いしたいこと。

  1.  現在「粗大ゴミ」と一括されている物件を、「再使用可能物件」と「粗大ゴミ」に分けて欲しい。「再使用可能物件」については、大規模な「リサイクルセンター」を設置しボランティアの協力を得て必要な修理を施し、市民生活に還流するシステムを作って欲しい。
  2.  新聞のチラシ広告の減量のためにチラシは希望購読者にのみ配布する方式への移行を奨励すること。
  3.  スーパー・マーケットでのビニール包装、ビニール袋の減量運動に本格的に取り組むこと。銀行などの企業に自社ロゴ入り買い物袋の配布を奨励すること。

 さて、この度松山市が粗大ゴミの収集方式を変更した。これまでは定められた日に町内の一定の場所に出すやり方だったが、これを各家庭の軒先で収集することにするのだそうだ。

 松山市は、大量の粗大ゴミが出される原因が出されるゴミの「匿名性」にあると見て、軒先で受け取ればいささかの遠慮もあるかもしれないし、ものによっては拒否もできる、とよんだようだ。ゴミ袋に名前を書け、というあの方式である。いわば神経作戦である。

 同僚のK先生は以前から石手川ダムに流れ込む渓流を抱くたくさんの谷でのゴミの不法投棄を追跡し警鐘を鳴らし続けているのだが、「このやりかただとまた水源地域での不法投棄がふえるやろうなあ」と不安げである。実際、市民が出すのを遠慮した粗大ゴミや受け取りを拒否された粗大ゴミの何割かはきっと水源地の谷間に放置されることになるのだろう。

 こういう行政は、市民と担当職員が嫌な思いをするだけである。「いやがらせ行政」と名づけたい。