2000年11月 7日 火曜日

 なにをねつ造したのか


   今回の「発掘の神様」・藤村某氏の「六十万年前の旧石器発見事件」の関係式は

 
 

真実+真実⇒虚偽 

 

というものであった。石器は確かに旧石器、地層は確かに六十万年前のものなのである。

 藤村氏がねつ造したのは「もの」ではなく、「関係」をねつ造したのである。別の言い方をすれば「関係についての物語」を押しつけようとしたのである。言ってみれば、まあ、

 
 

昔々いたのは、おじいさんとおばあさんではなかったのです。おじいさんと孫娘だったのです。 

 

といおうとしたわけである。

 物語の語り手が罪に問われることがないように、人類に新しい物語を押しつけようとした藤村氏も犯罪者ではない。

 日本における「関係」のねつ造、「関係についての物語」のおしつけといえば、大和朝廷による「日本書紀」「古事記」の右に出るものはない。この物語は今日においても、天皇の物語として日本の政治を厚く覆っている。